作成日:2016/05/24
台湾視察(2016/04)研修レポート



 

2016年4月13日〜17日に、5回目となる台湾現地視察旅行を開催いたしました。


4月13日

■到着
お昼過ぎに台湾に到着しました。台湾は気温が高く、基本的に暖房は利用しない(そもそも設備がない)とのこと。現地ガイドの周さん曰く、施設内は冷房が強すぎて肌寒く感じるときもあるが、それはサービスがよい証だそうです。

■ホテルでの講演
午後は宿泊ホテル内で、講師の方々から台湾経済の全般的なお話や、税務会計における基本的な注意点を伺いました。

○台湾経済の動向及び日系企業の台湾進出

現地に進出した金融機関の方から、台湾の経済状況や投資環境、日系企業の進出動向等についてお話を伺いました。台湾国内市場の拡大と日本ブランドに対する認知度向上により、非製造業の進出が2012年より拡大しており、また、日本と同等と考えられる治安環境や日本語人材が確保しやすいなどの要因により、日本企業による台湾に対する投資件数は増加しているそうです。

○これでバッチリ!台湾の税務会計の基礎の基礎
 
その後、現地で会計士をされている方から、台湾税務会計の基礎を解説していただきました。具体的には、台湾における法人税・営業税・個人所得税の概要や、統一発票制度について解説をいただきました。

■クルージング
夕食は、「大河の恋クイーン号」に乗り込み、クルージングをしながらいただきました。この日は珍しく?利用者が少なく、運よく貸しきり状態でクルージングを満喫することができました。

 

4月14日


■現地法律事務所にお話を伺う
こちらの法律事務所様のオフィスは台北101 62階。この日は曇り空でしたが、この高さからの眺めは最高でした。
前日の税務関連以外の、法律に関する現地での問題等を伺うことができました。議論を交わす中で、日本における問題点も指摘されていました。
 

台湾では基本的に解雇はないのですが、転職をする人が多いと伺いました。解雇がないため、台湾に進出した日系企業からよく聞かれる悩みは、労使問題であることが多いそうです。

■商業発展研究院 訪問
昼食後は、商業発展研究院様に訪問させていただきました。商業発展研究院様は台湾のナショナルシンクタンクです。台湾では、GDPの62%をサービス業が占めており、また就業人口の58%がサービス業に従事していることから、サービス業に焦点を当てて研究をされています。国からの依頼もあるそうです。
通訳の方を介して、さまざまな内容の議論が活発に行われました。



夕食は、海鮮料理をいただきました。ここでも冷房がとても効いており、サービスに対する意識の高さがうかがえました。。。(笑)

4月15日


■日系企業講演
この日の午前中は、台湾に進出しておられる日系企業の総経理(社長)の方から、進出する際のポイント等についてお話を伺いました。
○台湾伊都錦(イトキン)
 
まずは、イトキンの総経理の方からお話をいただきました。日本人との違いを理解して、台湾の方に気持ちよく働いてもらうための工夫等、たくさんの興味深いお話を伺うことができました。お話を伺う中で、事務所様や顧問先様でも取り組まれていることや、そうでないこと、また取り組まれてはいるが足りていないと感じられていること等が浮かび上がり、ここでも活発な議論が行われました。
○百楽文具(パイロット)
 
次に、パイロットの総経理の方のお話を伺いました。この方は、さまざまな国でトップとして組織を率いてこられており、今回はこれまでに経験されたことについていくつかお話いただきました。離職率の高い台湾で優秀な人材を獲得するために、3年以上1つの職場で働いていない人はなるべく採用しないそうです。また、入社3年以内に辞めようとしている従業員に対しては、「3年働いてからでないと苦労するからもうちょっと頑張ってみたら」というようにお話されるそうです。また、「報・連・相」は時間のムダとおっしゃっており、情報は自分から取りに行くことで、頭の整理や新人教育にもつながるとおっしゃっていました。
■現地工場・施設見学
○芝和精密股份有限公司

 
 
○三井アウトレットモール
 
昼食後は台湾のシリコンバレーと呼ばれる新竹に向かい、現地工場を視察しました。工場内部はとても清潔感があり、日本の工場と同じように、作業者の安全や作業効率、検品の制度等を高める工夫が随所に見られました。その後は三井アウトレットモールに向かい、講師の方から台湾出店の経緯等を伺いました。台湾ではまだ認知度が低いアウトレットを世間にアピールするため、「台湾発」の飲食店を数多く誘致するなど、台湾で利益を上げるための工夫をたくさん伺うことができました。

4月16日


■観光(忠烈祠、故宮博物院、九份)
この日は、台湾の有名な観光地を巡りました。アジアからの観光客がとても多い印象でした。
 

4月17日


帰国

台湾の環境は日本に似ており、自動車も日本車が多く走っていました(シェア上位3社は日系企業!)。食事も味付けが日本と似ていることからも生活はしやすいと思われます。また、台湾の投資先として中国がその大部分を占めていることから、中国市場を視野に入れている日系企業はまず台湾での事業をスタートすることもあるそうです。一方で横領や労使問題などの対応に追われるケースもあり、法律が未だ整っていない面も見られます。

この5日間で、現地でさまざまなお話を伺うことができ、また、現地の雰囲気に触れ環境を知ることにより、台湾進出における有益な情報を多く仕入れることができました。

 

 

052-962-7811

052-962-7811



中国アジアリンク
名南コンサルティングネットワーク
 

中国アジア
中国アジアHP
ご利用のブラウザのお気に入りに追加します。( Internet Explorer のみ利用可能)